
以前、この欄でコロナ禍の中で「北海道が元気になれば人も物も動く」 「売上げは大分回復したが、以前までには至っていない」と完全回復までの課題を挙げた。観光地や温泉地のSS所長も「ほぼ回復し、残りはインバウンド分」と話していた。
この課題の回復が期待できる動きが出てきた。新千歳空港の昨年1年間の旅客数は前年比84・9%増となる1522万6250人だった。3年ぶりに年間旅客数が1000万人を超えた。行動制限緩和や旅行支援策が追い風になったが、一番は新型コロナウイルス感染拡大で中断していた国際定期旅客便の再開だと言われる。1月下旬には中華圏の旧正月、春節に合わせた大型連休が始まり、札幌のみならず観光地などでも台湾など海外からの観光客を良く見かけた。
確か北海道でコロナ感染者が初めて見つかったのは2020年1月。中国人の観光客だった。その後も多くの外国人観光客が本道を訪れ、さっぽろ雪まつりで感染が拡大したと指摘する意見が多かった。ただ、その時期には道内の有名温泉街にも外国人が訪れていたが、当時、温泉街のSS店長は「雪まつりで拡大したと言われているが、ここの温泉街では一人の感染者も出ていない」と語っていた。
何が感染拡大の原因となっているのか定かではないが、いずれにしても今、感染者数が減少し、回復傾向にあることだけは間違いない。苦難の3年間に別れを告げる時が近づいていると言えるのではないか。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
11月27日(月)から12月3日(日)まで
価格上昇
仕切上昇分を転嫁か
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11月30日付ヘッドライン
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