
市町村の住民基本台帳に基づく人口数は、人口の転出入による社会増減と死亡数から出生数を差し引いた自然増減で数えられる。札幌市の今年1月1日現在の人口は前年同期より1156人少ない195万9512人となり、2年連続の減少となった。2009年に自然減となって以降、転入超過で補い人口増を続けてきたが、自然減のマイナスが大きくなって社会増で相殺しきれなくなり昨年から減少に転じている。
札幌市は転入超過があるが、多くの市町村は転入超過が期待できず人口減少が続いている。この人口減は高校の間口減にもつながっている。地元の高校は入学時1学年8クラスだった。それ以前は10クラスあったが、現在は半分に減少し、野球やサッカーなどの部活動は部員が確保できず他校との合同チームで試合に出ているそうだ。
以前、地方都市のSS経営者が高校新卒者の採用は至難の業だと話していた。卒業生が減少する中で専門学校を含めた進学者が増え、就職する生徒が減少。その就職者で地元に残るのはほんのわずか。「その中からうちを選んで来てもらうというのはまずない」と言う。
ガソリンだけ見れば将来的に不安はあるが、SSでは今、様々な工夫を凝らして増販につなげ、資格を取って売り上げに貢献する従業員がたくさんいる。そういった生き生きと仕事をする人が多くいる業界だともっとPRすべきだと思う。人材の確保、育成は、いずれの世でも最も重要なことなのだから。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
11月27日(月)から12月3日(日)まで
価格上昇
仕切上昇分を転嫁か
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11月30日付ヘッドライン
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