何事も事前準備が大事
後悔しないよう万全に
2023.2.25
 地球温暖化対策の中で、電力部門の脱炭素化に向け化石燃料から再生可能エネルギーへの転換、主力電源化が指摘され、2021年10月閣議決定の国の第6次エネルギー基本計画でも主力電源化が位置付けられている。国土交通省が今月1日に公表した苫小牧東部地域におけるカーボンニュ―トラルの推進に関する調査結果でも、苫東地域内に新設した再エネ電源と需要家を自営線で接続、再エネの地産地消を進め将来的には事業性のある大規模マイクログリッドを整備する「苫東GX HUB」を提言している。

 このように再エネ活用・導入は全国的に広まり、様々な事業者が太陽光や風力の発電事業に参入している一方で、一部地域では景観や騒音といったトラブルに発展する事例も見られる。このため北海道経済産業局は、再エネの地域共生を図る各自治体の、再エネの条例やガイドラインといった再エネ設備設置基準等の制定状況を調査した。道内179市町村のうち条例を制定しているのが17市町村、9・5%と1割にも満たず、ガイドラインも35市町村、19・6%にとどまる。再エネ導入自体はまだ先のことと思われるが、ここはやはり「転ばぬ先の杖」よろしく事前の準備が必要。

 前もっての用意が大事ということは分かっているものの先々に延ばしているということがあり、何か事故が起きてから「あの時やっておけば」となる。そうならないように今年はBCPの確認・見直しの年にしてはどうか。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも

04月25日付ヘッドライン

■膨らむ期待GW商戦 一気呵成の「挽回」期す
■「失敗は有効解導く手段」 札危協保安研修会で三田薫氏講演
■石販業者への配慮明記 官公需「基本方針」が閣議決定
■保有率77.6%、小幅減少 自工会が乗用車市場動向調査
■好調油販さらなる拡販に照準 フルの強み生かし道エネ環状通SS