賃金アップも必要だが
人材確保の妙案ほしい
2023.3.15
 新聞に求人広告が載っていた。一番上の段は縦4㌢、横3・5㌢の小さな枠が左から7マス並び、その隣りに3マス分を使って「北海道の最低賃金920円」とあった。その隣りに事務パート募集広告があり、そこでは時給が920円となっていた。この賃金自体に何も問題はないが、最低賃金が載っている隣りで、果たして最低賃金で応募があるのだろうかと思ったし、看護助手募集の広告では賃金が書かれてなく、何と不親切な広告だとも思った。

 急速に進む物価高に対応して大幅な賃上げを表明する大手企業が増えている。ユニクロを展開するファーストリテイリングが従業員の年収を4割アップすると1月に公表した。社員だけでなくパートの時給をアップする企業も出てきている。飲食店や小売店などでは、コロナ禍で対面販売の仕事を嫌った離職者が相次ぎ、経済が回復しても戻って来ない人が多く人手不足となっており、人材確保のための賃金アップだと言われている。

 経済回復が進む中で、従業員を自社につなぎとめることができずに経営破綻する倒産が増えていると帝国データバンクが公表した。従業員や経営幹部などの退職・離職が直接・間接的にかかわった「従業員退職型」の人手不足倒産で、昨年は一昨年に続き高水準だったそうだ。SS所長などから「募集をかけてもなかなか来ない」という話をよく聞く。大手企業のように大幅な賃金アップも難しい中、人手確保の妙案はないものなのか。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
7月29日(月)から8月4日(日)まで
変わらず
仕切りによっては値下げも

07月30日付掲載予定

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