「評価」が士気高揚促す
成果への報奨金も一手
2023.3.25
 令和5年度予算が2月28日に衆院を通過した。憲法の衆院優越規定によって参院送付後30日で自然成立するため、年度内の成立が決まった。5年度予算は過去最高の114兆円という想像もできない規模なので、多少は遅れても関係ないと思うが、そうはいかないこともある。

 全石連が国から受託して実施する災害時対応実地訓練などの「災害時に備えた地域におけるエネルギー供給拠点の整備事業」などは、その受託者となる執行団体の公募が5年度予算の成立を前提に、早いものでは2月から始まっている。公募で執行団体が決まったとしても予算成立までは動きが取れず、成立如何によっては事業開始が大幅に遅れることもある。


 これは予算成立とは関係ないが、昨年のSS人材高度化事業のうちの次世代自動車整備技能習得研修について事業内容の見直しを行った結果、実施時期が11月までずれ込み、本道では2カ所開催の予定が函館1カ所となり、それも年明けの1月23日開催となった。

 適期施行という言葉がある。その時々にふさわしいことを実施するということで、夏・冬タイヤの交換などは最たるものだし、その他の油外でもシーズンに際し今でも各店でキャンペーンを張ったりすることがあるが、それで終わらず、成果の上がった人や店には、食事代程度でもいいから報奨金を出してはどうか。人に評価されるということは、たとえわずかなものでも従業員の士気高揚につながると思うのだが。     (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月15日(月)から4月21日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げも

04月20日付ヘッドライン

■広がる困惑、失望感 対量販構図変わらず 札幌市場
■昨年度、減少に転じ17件 危険物取扱者の違反行為
■3月決算組「まずまず」 収益環境の良化が支える
■消費、供給ともに減少 2022年度エネルギー需給実績
■42%が「月に1回以上」 GfKJapanが洗車で調査