過去10年で最多50件に
給油取扱所が半数超す
2023.3.15

給油でSSを訪れた顧客が運転操作を誤り、固定給油設備や 事務所の壁に衝突して破損
 令和4年1月から12月までの1年間に札幌市内で発生した危険物施設等事故は、破損、流出を合わせて50件。3年連続の増加となって前年を11件上回り、ここ10年では最も多かったことが札幌市消防局のまとめで明らかになった。昨年もまた、SSなど給油取扱所で28件の事故が発生し、全体の6割近くを占めている。


 昨年、危険物施設等で発生した事故は、運搬中も含めて破損24件、流出26件の合わせて50件。前年、前々年ともに2件あった火災はなかったものの、3年連続の増加となって前年を11件上回り、過去10年で最も多かった。

 施設区分別では、給油取扱所での事故発生が6割に迫る28件となり最多。このほか一般取扱所で10件、移動タンク貯蔵所で7件、地下タンク貯蔵所で3件の事故が発生しており、運搬中も2件あった。



■ 破損事故

 破損事故は、前年の15件を9件上回る24件。そのうち20件が給油取扱所で発生し、そのほか移動タンク貯蔵所と地下タンク貯蔵所とで2件ずつ発生している。

 事故原因は、人的要因が14件、物的要因が10件で、人的要因の内訳は誤操作7件、操作確認不十分3件、交通事故4件。

 給油でSSを訪れた顧客が運転操作を誤り、固定給油設備や事務所の壁に衝突して破損させたものなどがあった。


■ 流出事故

 流出事故は、前年の20件を6件上回る26件。記録的な大雪に見舞われたことから、雪の重みによる配管の折損事故が多発し、一般取扱所での発生が前年の2倍となる10件となったほか、給油取扱所で8件、移動タンク貯蔵所で5件、地下タンク貯蔵所で1件、運搬中に2件発生している。

 事故原因は、維持管理不十分などに交通事故も含めた人的要因が9件、腐食疲労等劣化や故障など物的・その他の要因が17件。共同住宅の屋上で雪の重みにより配管が折損し、下水管に灯油約3700㍑が流出したものなどがあった。

 なお、危険物の流出量は、事故件数が増えたものの前年の3分の1程度、1万682㍑にとどまっている。

共同住宅の屋上で豪雪に伴う 雪の重みによって配管が折損


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05月25日付掲載予定

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