
道内の指定工場1784カ所が昨年1年間に取り扱った車検(新車、検査場への持ち込みを除く)は130万台に届いたものの2年ぶりの減少となり、前年を8642台下回る130万5884台。このうちSSでの取り扱いは6万3207台にとどまって過去10年では最も少なく、業態別シェアも4・8%とついに5%を割り込んだ。
北海道運輸局がまとめた令和4年業態別適合証交付状況(左表参照)によると、昨年12月末現在の道内指定工場数は前年同期比7カ所減の1784カ所。それら指定工場が昨年1月から12月までに取り扱った車検は、2年ぶりに再び減少して前年比8642台減となる130万5884台(昨年中に廃止した工場、廃止・新規申請した廃止工場分を除く)だった。
業態別では、いずれも前年と比べて取り扱い台数を減らしているが、ディーラー(指定工場数816カ所)が52・4%となる68万4335台、専業整備工場(同862カ所)が39・5%となる51万6182台で、この両者で全体の9割強を占めるのはこれまでと同じ。
これらにSS(同38カ所)が4・8%の6万3207台、自動車部用品店(同38カ所)が2・4の3万1484台、さらに自家整備工場(同30カ所)が0・8%の1万676台で続くが、専業整備工場を除き、いずれも小幅ながらシェアを前年より落としている。
認証工場での取り扱いが多いSSは、指定工場数がディーラーや専業整備工場に比べて圧倒的に少ないながら、平成21年以降はシェア6%強を確保してきたが、28年に6%を切ってからは漸減傾向にある。ただ、1工場当たりの取り扱い台数は、自動車部用品店の829台、ディーラーの838台を大きく引き離す1663台で、依然としてSS車検の「高い稼働率」は維持している。
なお、運輸支局別のSS扱い台数は、札幌2万7361台、函館596台、室蘭5218台、旭川9171台、帯広1万2279台、釧路5102台、北見3480台となっており、帯広では業態別シェアで10・5%を確保している。
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8月25日(月)から8月31日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げもあり
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