適正市況構築に苦慮
マージン縮小に危機感
2023.4.25

札幌市場では14日から 底上げが進展したが…
 一部を除きしばらくは安定した市況を形成していた道内主要市場だが、ここにきて量販店の攻勢に端を発した「値崩れ」に頭を悩ませている。札幌市場では今月第3週後半に4円程度の値戻しが進んだものの、翌日には値下げが見られるなど状況は意外に深刻だ。


 札幌市場では小幅ながら3月第3週、第4週に仕切り価格の転嫁を含めた底上げが進展。レギュラーガソリン看板価格はフル168円、セルフ165円大勢にまで持ち上がったが、以降、量販店の攻勢に端を発してジリ安となり、フル、セルフともに4円程度の落ち込みとなった。

 次世代車の普及などに伴う構造的な需要の減少にコロナ禍、価格高騰が加わり、依然として厳しい状況が続く中、マージンの縮小に危機感を抱く販売業者の多くが今月第3週後半の14日から再び値戻しに動いたが、それも束の間、翌日には2円程度の値下げが見られるなど、暗雲も立ち込めている。

 ある販売業者は「灯油が思いのほか伸びず、3月決算もそれほど良くない中で値下げなどしている場合ではない。将来を考えれば、逆にマージンを上積みしなければならないはずだ」と困惑を隠さないが、こうした状況は札幌市場に限らず他市場でも同様だ。

 旭川市場では、3月下旬の底上げでフル168円、セルフ165円まで持ち上がったものの、今月第3週までに7、8円ほどの軟化が見られ、値戻しへの動きが急。

 函館市場も同様、3月下旬の底上げから5円強の値崩れでセルフは160円を割り込み、帯広市場では4月上旬の底上げ以降、セルフで2円ほどの軟化が見られる。釧路市場は依然として「猫の目」状態が続く。


北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く

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