大型GW期待ふくらむ
脱コロナ見据え移動増大
2023.4.30

昨年の商戦は自燃油の増販に主眼が置かれた
 いよいよ今週末からゴールデンウィークを迎える。不安定な国際情勢やそれに伴う物価高など下押し要因はあるものの、コロナ禍が落ち着きを見せ、また、長期休暇になりやすい日並びであることから、予約で埋まるレンタカーをはじめ道内SS業界の期待は大きくふくらむ。価格競争の愚を避け、苦戦が続く油販でもしっかりと収益を確保したいものだ。


 今年のゴールデンウィークは、5月1、2日に休暇を取れば9連休にもなる超大型。不安定な国際情勢やそれに伴う物価高など下押し要因はあるものの、コロナ禍が落ち着きを見せ、また、5月8日から感染症法での位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類となる方針が出ていることから移動の増大が見込まれる。

 旅行会社大手のJTBも期間中の国内旅行を前年比53・1%増、コロナ禍前を上回る2450万人と推計(別記)し、自家用車やレンタカーの利用も増えるという調査結果を公表している。

 道央圏のSSなどからは「人手不足もあり、特別なことを行う予定はない」との声が聞かれ、休業を決めたSSも少なからずあるが、一方で「コロナ禍で実施しづらかったイベントを計画している」といった声も。中でもレンタカーは、ほぼ全店が予約で埋まっているとも言われ、コロナ禍による移動の自粛などがあったここ2、3年とは少しばかり違った形で油販に、油外にと期待が大きくふくらんでいる。

 ただ、そうした中で懸念されるのが、いつもながらの価格競争。採販意識の高まりから安値に追随する動きは少なくなりつつあるが、引っ張られることがあれば、せっかくの好機が台無し。油外の利益を食いつぶすことにもなる。

 今年前半最大の好機を確実に実らせていく「覚悟」が不可欠となる。 


北海道のガソリン価格予想
3月30日(月)から4月5日(日)まで
変わらず
緊急的激変緩和補助金で価格維持か

03月30日付ヘッドライン

■灯油商戦「まあまあ」で推移 最終盤で異常事態に直面
■系列外にも製品供給を エネ庁が元売などに要請
■自主廃業、倒産が増加 中央会が昨年の実態を調査
■石油業界の収益環境は2~3年内に悪化の可能性 戦略特集
■好調洗車に加えタイヤにも注力 キタセキ札幌新川SS