札幌市場ではフル164円
将来をも見据えた健全経営に「採算販売」は欠かせない要素となるが、今、道内主要市場では定まらないガソリン市況に多くの販売業者が頭を抱えている。底上げや値戻しが進んでも短期間で再び崩れ、全石連などが目標とする粗利20%も画餅となりつつあるからだ。攻勢をかける量販店との「棲み分け」が言われ、そうした動きも散見されはするものの、コロナ禍や価格の高騰で減販を余儀なくされる中では痛し痒し。苦悩は深まるばかりだ。
札幌市場では、今年3月第4週後半に2円程度の底上げが進展し、レギュラーガソリン看板価格はフル168円、セルフ165円大勢となったが、それ以降は軟化と値戻しを繰り返しているのが実状。4月第3週と第5週にそれぞれ4円程度、5月第2週と第3週にそれぞれ4円程度、6月第1週にも4円程度の値戻しが進んだが、頻繁とも言える値戻しが市場の不安定さを如実に物語る。
ちなみに3月第4週から6月第1週までの仕切りは、累計で実質1円60銭上昇し、採算を云々するならフル170円、セルフ167円となってしかるべきところ。これ以降も仕切りが3週で累計2円50銭上昇しているのに対し、市場では150円台前半の看板も出現するなど、混迷の度合いはますます進んでいる。
札幌圏のある販売業者は「正直なところ、減販が顕著な中で量販店との開きが7、8円にもなると、心中穏やかにはいられない」と話し、追随も視野に入るようだ。
こうした状況は函館や旭川、釧路など他市場でも同様だ。釧路では今月第4週早々にセルフ164円大勢への値戻しが進展したが、2日持たずに3円ほど下落。函館や旭川でも販売業社の値戻しに対する意欲は旺盛と伝えられるが、先が見えない状況は付いて回る。
今はしっかりと適正な利潤を確保すべき時。不毛な安値競争は自らの首を絞めるだけであり、自戒が求められる。
セルフ161円も多いが…
北海道のガソリン価格予想
3月30日(月)から4月5日(日)まで
変わらず
緊急的激変緩和補助金で価格維持か
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