
あすから7月、石油業界にとっても書き入れ時となる「夏商戦」が本番を迎える。消費意欲の減退を誘発する製品価格の高騰や人手不足といった課題は依然として残るが、何よりの重しとなっていたコロナ禍の影響が後退。閉塞感が霧消し、弱いながらも追い風が吹く。道内各SSではそれぞれに工夫を凝らし、落ち込みの挽回だけでなく上積みをも図る構えだ。
今年の年始、春、ゴールデンウィークといった大きな商戦は、いずれも期待だけが独り歩きする中で「消化不良」のままに終了。コロナ禍の拡大によるそれまでの落ち込み挽回はならず、一部SSからは「日頃の土、日曜日に少し毛が生えた程度」といった声が出る始末で、残ったのは徒労感だけだったようだ。
夏商戦もそれら商戦と同様、消費意欲の減退を誘発する製品価格の高騰や人手不足といった課題は依然として残るが、感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」になったことや、種々の規制が大幅に緩和されたことで、何よりの重しとなっていたコロナ禍の影響が後退。それまでの期待が「確度のやや高い期待」へと変わる中で閉塞感は霧消、弱いながらも追い風が吹く状況となっている。
そうした中で道内各SSの多くはSNSやアプリを駆使した集客で、これまで苦戦を強いられてきた油販の回復、拡大を図るとともに、洗車やコーティング、車検、バッテリー、タイヤなど前面に押し出す商材はそれぞれ異なっても、イベントやキャンペーンの展開も含めた積極策で増販を図る考え。これまでの落ち込み挽回に加え、上積みをも図る構えだ。
ベースとなる適正市況構築を忘れず、今年こそ夏商戦を「灯油頼み」脱却に向けた一里塚としていきたいもの。
北海道のガソリン価格予想
3月30日(月)から4月5日(日)まで
変わらず
緊急的激変緩和補助金で価格維持か
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04月05日付ヘッドライン
■中東情勢の影響緩和へ 23機関で「連絡会議」設置 |
■業界に新たな仲間加わる 道内石油販売業者が入社式 |
■修復痕など見極め 6人が難関、トレーダー検定に挑む |
■荷卸し立会いを徹底 危険物事故防止へ消防庁が「実施要領」 |
■利益率向上に腐心 日の丸産業社真駒内SS |