多様な脱炭素策が必要
考えるべき余地は広い
2023.7.5
 「レジ袋はご利用になりますか」。買い物に行くと精算の時によく聞かれる。有料の対象とならないバイオマス素材30%配合のレジ袋を使用するセイコーマートなど一部を除いて1枚数円で販売している。有料化にすることで安易な利用を避け温暖化対策を推進するためだ。この脱プラスチックでレジ袋とともにストローも紙に変わりつつあるが、「紙の味がする。飲み進めると紙がへたって情けない味になる」。だから「ストローなしでカップからそのまま飲むことに切り替えた。その方がエコ」という投稿に「確かに」とうなずいた。脱炭素、省エネと言っても受け入れられない人、物もある。


 5月末の国土交通省のホームページに「低炭素型ディーゼルトラックの導入に支援」と投資余力の少ない中小トラック運送事業者を補助する公募があったが違和感を覚えた。長い期間乗ることができるトラックと言えども2050年までに残っているのはそう多くないと思うが、今、国を挙げて低炭素から脱炭素へとシフトしているさ中、低炭素かと。

 2030年半ばのガソリン新車販売禁止。世界的潮流で我が国もそれに歩調を合わせた格好だが、世界の最先端を行くHV技術を持つ我が国では禁止よりもっと考えることがあるのでは。ヨーロッパでも、この禁止に対する特例が出るなど状況が変わりつつある。我が国でも、例えば合成燃料開発に国を挙げて取り組む、他国の技術も取り入れていく、そんな試みがあっていい。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
7月14日(月)から7月20日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で

07月15日付ヘッドライン

■札幌に水素を供給 製造や輸送など検討へ 推進協議会が初会合
■脱炭素に省エネ不可欠 伊藤忠エネクスがウェビナー
■「分解整備」の技能習得 札石燃協・札危協が技術研修会
■サービス好評、ドラスルに勢い AIXセルフ西岡SS
■アピール強めタイヤ拡販 東日本宇佐美羊ケ丘ニュータウンSS