ガソリンへの2重課税
「不当」の訴え続けよう
2023.7.5
 「定年になったら、あとはゆっくりと年金生活」。昔ならこれが当たり前だったかもしれないし、今でも年金だけで生活をしている人は多いと思うが、そうでない実態も明らかになった。ある調査によると、生活保護受給者の半数以上が65歳以上の高齢者世帯だそう。自営業者などの第1号被保険者の老齢基礎年金額は月額7万円を下回っている。インフレに伴う物価の高騰で、年金が最低生活費に及ばず、その差額を生活保護で補っている高齢者が多いというのが実態のようだ。

 会社員や公務員の厚生年金は給与から天引きされるので未払いということはないが、自営業者やアルバイトなどの人は不測の事態などで支払いが滞ると、時に財産が差し押さえられることもある。これほどまでに年金保険料を強制的に徴取していながら、40年支払っても月7万円に満たない、生活すらしていけないというのは、制度として本当に正しいのだろうか。

 タックス・オン・タックス。ガソリン本体価格に揮発油税と地方揮発油税が加算され、それらの合計額に対してさらに消費税がかけられている。すなわち「税に税がかけられる」ことに対して、石油連盟などが不可解なものだとして長年廃止を求めているが、いまだ実現していない。


 このタックス・オン・タックスは不当なものという関係者の指摘が、多くの国民が知ることとなって初めて解決するものであるならば、不当だとの訴えは機会あるごとに続けていくべきである。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
7月14日(月)から7月20日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で

07月15日付ヘッドライン

■札幌に水素を供給 製造や輸送など検討へ 推進協議会が初会合
■脱炭素に省エネ不可欠 伊藤忠エネクスがウェビナー
■「分解整備」の技能習得 札石燃協・札危協が技術研修会
■サービス好評、ドラスルに勢い AIXセルフ西岡SS
■アピール強めタイヤ拡販 東日本宇佐美羊ケ丘ニュータウンSS