
「物価の優等生」。長らく変わらないことからそう言われている卵の価格。高病原性鳥インフルエンザの発生で、道内では全体の2割に当たる120万羽が殺処分され、品薄となり価格が上昇。不足という消費者心理が働いて店頭の売り場から卵が消え、売り場を撤去する店も出た。オイルショック時のトイレットペーパー、タイ米を混ぜたりしたコメ不足、そして最近のマスクと買い求めるために並び、今、卵でも開店前に並ぶという風景が見られている。
卵は卵でも、こちらは「卵が先か、鶏が先か」という話。道内のEV保有割合は全体の約0・1%にとどまり、公共の充電器設置数もここ数年、概ね900基前後で推移している。その充電器は10年程度で更新時期を迎えるが、年間の運営維持費を利用料だけでは賄えないため撤去したという店舗がある。反面、充電しようと道の駅に寄ったら充電器がなく、不安を抱えたまま充電器設置場所を探したという話もある。EVを増やすのが先か、充電器を増やすのが先かという話。どっちもという意見もある。
車の情報サイトがEVオーナーを対象にアンケート調査を実施した。EV購入価格は300~400万円であり、それほど高価でもない。メリットとしては「燃費の良さ」27・5%、「音が静か」25・5%、デメリットは「充電場所が少ない」28・4%。つまりオーナーの不満は価格よりも充電場所の少なさということ。これがEVをめぐる現状なのだろう。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
7月14日(月)から7月20日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で
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07月15日付ヘッドライン
■札幌に水素を供給 製造や輸送など検討へ 推進協議会が初会合 |
■脱炭素に省エネ不可欠 伊藤忠エネクスがウェビナー |
■「分解整備」の技能習得 札石燃協・札危協が技術研修会 |
■サービス好評、ドラスルに勢い AIXセルフ西岡SS |
■アピール強めタイヤ拡販 東日本宇佐美羊ケ丘ニュータウンSS |