道内SS数1707カ所に
27年連続前年比29カ所減
2023.8.10
 資源エネルギー庁はこのほど、令和4年度末現在の揮発油販売業者数、SS数(品確法登録ベース)をまとめ公表した。それによると全国のSS数は前年度末比512カ所減の2万7963カ所、道内のSS数は29カ所減の1707カ所。需要の減退などから全国は28年連続、本道も27年連続の減少となるが、減少数はともに漸減傾向にある。揮発油販売業者数は全国で前年度末比254者減の1万2754者、本道で13者減の723者だった。

 全国のSS数は、6万421カ所だった平成6年度末をピークとして減少に転じ、9年度以降は毎年1000カ所を超すペースで減少。16年度末に5万カ所、22年度末に4万カ所を割り、令和元年度末には3万カ所をも割り込んだまま減少を続けている。

 令和4年度末(令和5年3月31日)現在の全国SS数は2万7963カ所となり、昨年度中に100カ所の新設(運営者交替、承継を除く)がある一方、612カ所の廃止があったことから、差し引きで512カ所の減少となった。ただ、平成27年度以降は減少率も次第に鈍化しており、前年度を0・03ポイント下回る1・80%となった。

 また、資源エネルギー庁ではSS数の正確な把握に向けて、品確法で定める「廃止の届出」を行わずに閉鎖するなどしたSSを平成25年度から職権削除しており、令和4年度にも6カ所あったことから、実質的な減少数は506カ所となる。

 このうち本道の令和4年度末SS数は、前年度末から29カ所減って1707カ所。全国最多の減少数となったが、減少率は1・67%と全国のそれを下回っている。

 また、ピーク時と比べて半数以下となっている全国とは違い、最も多かった平成7年度の3050カ所と比べても1343カ所、44・03%の減少にとどまっている。

 他方、令和4年度末の揮発油販売業者数は全国で1万2754者。72者が新規登録する一方で326者が撤退・合併し、差し引きで254者の減少となった。ただ、これも職権削除が5者あったことから、実質的な減少数は249者となる。
 本道の揮発油販売業者数は、前年度末から13者減って723者となっている。


北海道のガソリン価格予想
6月9日(月)から6月15日(日)まで
価格下降
補助金投入で下落続くか

06月10日付ヘッドライン

■実勢反映、値下げ相次ぐ ガソリンは最大13円 道内35市燃料油納入価格
■大幅な値下げも顕著に 業者間に危機感 定額補助で道内各市場
■経年劣化対策を確実に LPガス事故防止へ道が保安方針
■好調車検、さらなる増販目指す 出光リテールセルフ北19条
■コーテュング増販順調 2カ月先まで予約 地崎商事八軒SS