昨年の災害時対応実地訓練のもよう
大規模地震など災害発生時における燃料供給の「最後の砦」とされるSS。中核SSなどに加え住民拠点SSも急速な整備が進んだが、それらSSの「対応能力」を担保するための訓練が9月から道内でも始まる。全石連が北斗など5カ所で災害時対応実地訓練を、また、上川北部石協が傘下全SSによる一斉訓練を実施し、盤石な備えの構築を目指す。
全石連が実施する災害時対応実地訓練は国の補助事業で、本年度も全国47都道府県、55カ所での実施を計画している。
このうち本道では5カ所での実施を計画。現段階で札幌は日時など未定となっているが、9月6日午前10時からの北斗市・澤田商事上磯SSを皮切りに、12日午後1時30分からむかわ町・アネザキオイルサービス鵡川駅前SS、13日午前9時30分から帯広市・宮本商産オスト417SS、14日午前9時30分から旭川市・日東石油南6条通SSでそれぞれ実施していく。
訓練では、胆振東部地震で浮き彫りとなった課題なども踏まえ、地震発生(停電)時における身の安全確保から非常用発電機の円滑な起動、緊急車両への給油までの一連の手順、要領を座学も含めて確認。過去7年の訓練で蓄積してきた成果への上積みを図る。
一方、今年で3回目となる上川北部石協(常本照也理事長)の一斉訓練は、胆振東部地震が発生した9月6日、東日本大震災が発生した午後2時46分からの実施。傘下全22SSが参加する。
中では非常用発電機の単なる試運転にとどまらず、これまでの訓練でそれぞれに明らかとなった課題の解決にも目を向けながら、大規模災害発生時に求められる給油再開までの一連の手順を確認、検証。また、グループLINEによる相互連絡や課題の共有、それぞれの振り返りに基づく報告書の作成なども従前と同様に行うことにしている。
昨年の一斉訓練のもよう
北海道のガソリン価格予想
6月9日(月)から6月15日(日)まで
価格下降
補助金投入で下落続くか
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06月10日付ヘッドライン
■実勢反映、値下げ相次ぐ ガソリンは最大13円 道内35市燃料油納入価格 |
■大幅な値下げも顕著に 業者間に危機感 定額補助で道内各市場 |
■経年劣化対策を確実に LPガス事故防止へ道が保安方針 |
■好調車検、さらなる増販目指す 出光リテールセルフ北19条 |
■コーテュング増販順調 2カ月先まで予約 地崎商事八軒SS |