
道内主要市場では、7月第2週から値戻しや元売仕切り上昇分の転嫁が急ピッチで進展。それを受け道内35市のほぼすべてが、ガソリンなど自燃油納入価格の大幅な引き上げに動いていたことが今月4日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均価格は前回調査から6円04銭上がって158円49銭となり、軽油も同様の動きとなっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
道内35市の多くは、毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自の調査に基づき価格を改定、月初に遡るか翌月1日に繰り延べ新価格を適用しているが、7月第2週から毎週のように進む値戻しや仕切上昇分の転嫁を受け、価格改定スパンを大幅に短縮し対応する市も数多く出た。赤平や歌志内では現行の価格となるまでに1カ月4回の改定を行うなど「かつてなかった対応」に追われた。
レギュラーガソリンは前回調査以降の価格改定を見送っている帯広を除く34市が、紋別の2円から芦別の10円90銭までの幅で、また、芦別を含む5市が10円を超す値上げに動き、35市平均価格は前回調査を6円04銭上回って158円49銭となった。最高値は網走の167円、最安値は芦別の151円40銭。
軽油も同様、34市が最大10円90銭の値上げに動き、35市平均価格は前回調査を6円16銭上回って145円08銭となった。
■ 灯油・A重油
灯油も仕切り上昇は続くが、プライスリーダーのコープさっぽろが静観していることなどから市場の値動きは限定的。価格未改定1市、未納入1市を除く33市のうち18市が最大8円の値上げに動いたものの、15市が価格をそのまま据え置き、34市平均価格は前回調査を2円11銭上回る104円87銭となった。
A重油もほぼ同様、価格未改定1市、未納入3市を除く31市のうち21市が値上げしたものの、10市が据え置いたことで32市平均価格は前回調査を2円55銭上回る106円18銭となっている。
北海道のガソリン価格予想
6月9日(月)から6月15日(日)まで
価格下降
補助金投入で下落続くか
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06月10日付ヘッドライン
■実勢反映、値下げ相次ぐ ガソリンは最大13円 道内35市燃料油納入価格 |
■大幅な値下げも顕著に 業者間に危機感 定額補助で道内各市場 |
■経年劣化対策を確実に LPガス事故防止へ道が保安方針 |
■好調車検、さらなる増販目指す 出光リテールセルフ北19条 |
■コーテュング増販順調 2カ月先まで予約 地崎商事八軒SS |