
北海道の面積は約8万3000平方km。国土の約22%を占め、その面積は東京都の40倍にもなる。稚内から函館までの距離は約610kmと東京岡山間に匹敵する。この広大な大地に都市が散在し、都市間距離が長いこともあって移動での車の使用は欠かせないと言われている。
本道における免許保有率、自家用車保有率は相当高いと思われがちだが、意外とそうでもない。警察庁が発表した2022年10月現在の運転免許保有者は8184万549人。このうち一般的に車の免許と言われる中型・準中型・普通に限るとその数は7400万人余りで国民全体の約60%になる。都道府県別では、群馬の67・1%を筆頭に、富山、山梨、栃木、長野がベスト5で、最下位は大阪の53・9%。ワースト3には大阪のほか東京、京都と公共交通機関の発達している大都市が入り、本道は56・7%で44位、つまりは京都に続く低さである。
また、登録車と軽自動車とを合わせた自家用乗用車の都道府県別世帯当たり普及台数のベスト5は、福井の1・708台から富山、山形、群馬、栃木と続き、下位は東京の0・421台のほか大阪、神奈川、京都、兵庫と大都市。北海道は40位、0・998台と1台に満たない。
少子高齢化の進展などを考えると、車の保有台数が今後大きく伸びることは期待薄だが、それでも車を必要とする人はまだまだたくさんおり、それを支えるSS業界もまた、まだまだ生活に欠かせない産業である。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
12月8日(月)から12月14日(日)まで
価格上昇
11日補助金増額で値下げ
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12月15日付掲載予定
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