進む「値下げ」
主要市場に「下げ過ぎ」感
2023.10.20

札幌市場ではフル166円
 国の燃料油価格激変緩和事業の拡充により補助金を含む実質的な仕切り価格が9月第2週から6週連続で下落。それに伴い道内主要市場では製品の大幅な値下げが進行しているが、レギュラーガソリン平均価格が47都道府県で最低となり、口銭も15円を大きく割り込む中で、販売業者間には「下げ過ぎ」との思いが出始めた。また、大勢を10円近く下回った看板を掲げる量販店周辺では、値付けへの苦労が取り沙汰されてもいる。


 札幌市場では、今月第1週後半に3円程度の値下げと値上げとが同時に進行し、レギュラーガソリン看板価格が奇しくもフル169円、セルフ166円大勢へと収れんされる形となったが、第2週後半にも仕切り下げを受けて、さらに3円程度の値下げが進展。13日現在、量販店を除きフル166円、セルフ163円大勢となっている。

 国の燃料油価格激変緩和事業が拡充された9月第2週以降、補助金を含めた実質的な仕切りは6週連続、累計で20円30銭下落。一方で看板価格も9月第2週前半のフル186円、セルフ183円大勢から20円程度下落して「仕切りどおり」と言えなくもないが、販売業者間には「下げ過ぎ」との思いが出始めているよう。

 石油情報センターの小売市況調査で、本道のレギュラーガソリン平均価格が2週続けて47都道府県最低となり、口銭もここしばらく15円を大きく下回る中で、値取りへの不足感が日増しに強くなりつつあるからだ。

 また、大勢を10円近く下回って150円台中盤の看板を掲げている量販店周辺では「質と量との相にらみ」で、値付けへの苦労が取り沙汰されてもいる。

 こうした状況は、多少の差こそあれ道内主要市場いずれも同じ。道南圏のある販売業者は「今の業界には、儲けていこうという意志が全く感じられない」と憂い、別のある販売業者は「量販店に引っかき回され続けている状態」だと嘆く。

 そうした中で旭川や帯広などでは値戻しへの意欲が旺盛と伝えられ、今週早々にも動きがありそうだが、今、適正な利潤を改めて見詰め直す時なのかも知れない。

セルフ163円が大勢に


北海道のガソリン価格予想
3月16日(月)から3月22日(日)まで
変わらず
原油価格は急騰中、19日から補助金

03月15日付ヘッドライン

■道内各市場で即刻転嫁 空前の値上がりに対応
■大規模停電想定し燃料供給支援訓練 道経産局と陸自北部方面隊
■コスト転嫁 徹底確認 北石連が全道理事長会議
■「小樽エネルギー」を設立 北海道エネルギーと杉商が共同出資
■車販を油外の柱に 系列専門店との連携強化 出光リテール百合が原SS