
国の燃料油価格激変緩和事業の継続、拡充に伴い元売仕切り価格は10月に入っても実質で値下げが続き、道内各市場の製品価格は第3週終盤まで下げ基調で推移。それを受けて道内35市すべてがガソリン、軽油の納入価格を大幅に引き下げていたことが本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均価格は160円を割り込んで153円18銭となっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
道内35市の多くは、毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自の調査に基づき価格を改定、月初に遡るか翌月1日に繰り延べ新価格を適用しているが、9月第4週から10月第3週までの元売仕切り価格は、国の燃料油価格激変緩和事業の拡充もあり、実質で累計8円70銭値下がり。その間の道内各市場の製品価格も当然ながら、下げ基調で推移していた。
道内35市すべてがレギュラーガソリン、軽油の納入価格を大幅に引き下げたのは、そうしたことを受けて。レギュラーガソリンは最大で13円の引き下げもあり、35市平均価格は前月を7円08銭下回って160円を割り153円18銭。最高値は稚内の160円、最安値は芦別の143円20銭だった。
軽油も、35市平均価格は前月を7円11銭下回って139円63銭となっている。
■ 灯油・A重油
灯油は、未納入1市を除く34市のうち13市は価格を据え置いたが、21市が90銭から9円までの幅で値下げ。34市平均価格は前月を2円35銭下回って111円37銭、最高値は小樽の124円、最安値は旭川の82円40銭だった。
A重油は、函館で50銭値上げ、芦別で納入を再開したが、状況は灯油とほぼ同様。未納入2市を除く33市平均価格は前月を3円82銭下回って109円04銭となった。
北海道のガソリン価格予想
12月15日(月)から12月21日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げ
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