道内35市 燃料油納入価格
自燃油は「底上げ」反映
2024.1.20
 道内主要市場では昨年11月下旬以降、国の補助金を織り込んだ元売仕切り価格の上昇に伴う転嫁、底上げが急ピッチで進展。それを受け道内35市のほぼすべてがガソリンと軽油について納入価格に上昇分を反映していたことが10日現在の本紙調査で明らかとなった。レギュラーガソリン35市平均価格は、前回調査から3円61銭上がって159円46銭となっている。   =価格は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油

 道内主要市場では昨年11月下旬以降、国の燃料油価格激変緩和事業による補助金を織り込んでも元売仕切り価格が続騰したことで転嫁、底上げが急ピッチで進展。札幌市場でもガソリンについては11月24日から2円、12月1日から2円、15日から1円、29日から3円の転嫁、底上げが進んでおり、20日過ぎに納入業者からの申し入れや独自調査に基づいて価格の改定を行うことが多い道内35市では、前回調査(11月29~30日)以降の価格改定を見送っている3市を除く32市が最大で7円強の反映に動いた。

 今月10日現在のレギュラーガソリン35市平均価格は、前回調査から3円61銭上がって159円46銭。最高値は消費税込みで182円強となる歌志内の166円、一方で最安値は滝川の150円だった。

 軽油も同様で、35市平均価格は3円56銭上がって145円89銭となっている。


■ 灯油・ A重油

 灯油は、市場の動きが一部に限られていることから、価格改定見送り3市、未納入1市を除く31市のうち6市が最大6円の値上げ、3市が最大9円の値下げに動いたものの、22市が据え置いたことで、34市平均価格は前回調査から小幅08銭下がって106円26銭。最高値は赤平(小口)の118円、最安値は旭川(大口)の76円50銭だった。

 A重油は、10市が値上げ、3市が値下げ、18市が据え置いて、未納入1市を除く34市平均価格は22銭上がって106円11銭となっている。 




北海道のガソリン価格予想
6月30日(月)から7月6日(日)まで
価格上昇
仕切上昇

06月30日付ヘッドライン

■灯油代金の支払い平準化 エネコープが灯油積立サービス実施へ
■85.9%に何らかの影響 人手不足で道経済部が調査
■仕切り乱高下 道内各市場対応に苦慮
■負担軽減へ支援第4弾 LPガス利用者に北海道
■カーリースにも総力結集 車検客らに猛アピール ナラサキ石油東北通SS