収束感が強いコロナ禍
売上げ挽回の時期到来
2024.3.10
 2月4日から11日まで8日間にわたって開かれた第74回さっぽろ雪まつりは、4年ぶりに3会場での全面開催となり、大通、つどーむ両会場には前年比で36・5%増となる238万9000人が来場した。札幌だけでなく各地で冬まつり、雪や氷まつりが開かれ、多くの人でにぎわいを見せるなど、観光・イベントに関してはコロナ禍収束と言っても良い状況。

 本道で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されたのは2020年1月28日。中国湖北省武漢市から旅行中の40歳代女性だった。その後、全国的に感染者が増加。治療法が確立されないまま著名人の死亡などもあって死の病気と恐れられた。この年の雪まつり開催がコロナ禍の拡大につながったという批判もあった。コロナウイルスはアルファ、ベータ、オミクロンなどに変異し、感染者も拡大。本道では2022年11月15日に感染者が1万906人と初めて1万人を超えた。マスク争奪戦が起こり、開店前から長蛇の列ができるという光景が見られた。

 その後は治療法の確立やワクチンの効果発現などもあって感染者が減少。感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことから、感染者がいまだ発生しているにもかかわらず収束感が強い。

 コロナ禍による売上げの落ち込みやコロナ禍を経験しての節約志向もあり、本回復とは言えない状況にあるが、日常的には戻った感があり、景気回復が見込まれるこれからが売上げ挽回の時期となるのだろう。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月29日(月)から5月5日(日)まで
価格下降
仕切り価格値下げのため

04月30日付掲載予定

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