SSにも欠かせぬDX
急がれる導入への検討
2024.3.15
 第1回定例道議会初日の2月21日、鈴木直道知事は「その地にある資源を活用して、創意工夫を凝らしながら地域の発展に向けて挑戦している多くの人がいる。北海道の発展はこうした地域の皆さんの挑戦に支えられ、地域が有するポテンシャルがその推進力になっている」と道政執行方針を述べ、課題として人口減少による担い手不足を挙げた。

 令和2年の北海道の人口は5年ごとに行われる国勢調査によると、前回の平成27年調査より15万7119人、2・9%減の522万4614人となっている。大正9年の約236万人から増加の一途をたどってきたが、平成2年に初めて前回調査を下回った。7年には一度持ち直し、0・9%増の569万2321人となったが、それ以降は再び減少を続け、7年比で令和2年は約46万7000人、8・2%減。特に市部の1・4%増に対して町村部は36・7%減少と厳しい状況になっている。

 高度成長期に大量生産を目指して機械化が進んだ。人口減少が続く今後は現状を維持するための人手不足解消ツールが必要になってくる。2030年代のガソリン新車販売禁止による電動化や若者の車離れなどで油販の減少が避けられないSS業界では、それに代わる油外の収益を伸ばすことが欠かせない。従業員を増やすことなくSSの課題を克服できるDXの導入は投資も必要となるが、体力のある今から本格的に検討すべきだということを先に開かれたある研修会で学んだ。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月29日(月)から5月5日(日)まで
価格下降
仕切り価格値下げのため

04月30日付掲載予定

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