
道内の指定工場1778カ所が昨年1月から12月までに取り扱った車検(新車、検査場への持ち込みを除く)は増加に転じ、前年を1万507台上回って131万6391台。このうちSSでの取り扱いは、過去10年で最も少なかった昨年を1784台上回る6万4991台となり、業態別シェアも5%を割り込んだままながら4・9%と、わずかに戻した。
北海道運輸局がまとめた令和5年業態別適合証交付状況(左表参照)によると、昨年3月末現在の道内指定工場数は、前年同期比6カ所減の1778カ所。それら指定工場が昨年1月から12月までの1年間に取り扱った車検は、2年ぶりに増加して前年を1万507台上回る131万6391台(年度中に廃止した工場、廃止新規工場の廃止工場分を除く)だった。
業態別では、ディーラー(指定工場数808カ所)が51・9%の68万2972台と、前年をシェア、台数ともに下回る一方、専業整備工場(同863カ所)が39・8%の52万4522台と、前年をともに上回ったことから、両者でシェア、台数ともに9割強を占める状況はこれまでと同じ。
これらにSS(同38カ所)が4・9%の6万4991台、自動車部用品店(同39カ所)が2・5%の3万3543台、自家整備工場が0・8%の1万363台で続いているが、SSと自動車部用品店はわずかながら前年をシェア、台数ともに上回り、逆に自家整備工場はわずかながら前年をともに下回った。
認証工場での取り扱いが多いSSは、指定工場数がディーラーや専業整備工場に比べて圧倒的に少ないながら、平成21年以降はシェア6%台を確保。28年に6%を切って漸減傾向となり、令和4年には5%をも割り込んだが、1工場当たりの取り扱い台数は、自動車部用品店の860台、ディーラーの845台、専業整備工場の608台を大きく引き離す1710台となっており、依然として「高い稼働率」はそのまま維持している。
運輸支局別のSS取り扱い台数は、札幌が前年比988台増の2万8349台、函館が24台減の572台、室蘭が427台増の5645台、旭川が320台増の9491台、帯広が205台減の1万2074台、釧路が186台増の5288台、北見が92台増の3574台。帯広支局管内のシェアは10・3%で、依然として2桁台を確保している。
北海道のガソリン価格予想
9月1日(月)から9月7日(日)まで
変わらず
下げ基調旺盛も
|
09月05日付掲載予定
■道内セルフ572カ所 セルフ化率34.9%に |
■課題持ち寄り解決策模索 6年ぶりに道東4石協経営懇談会 |
■修復歴しっかり見極め HNCが中古車査定A研修 |
■26カ月ぶりに前年上回る 7月の国内燃料油販売 |
■有珠山噴火への対応確認 道LP協胆振支部が講演会 |