確実に広がるAI活用
人手不足の解消策にも
2024.4.20
 ドライバー不足が深刻化する中で、平成29年に公道で道内初の自動運転バスの実証実験を開始し、一昨年から定期運行をしている上士幌町。現在は基本的な運転を車が自動で行い、信号や交差点への侵入などは同乗するオペレーターが操作するレベル2の段階だが、本年度中に一定の条件ですべての操作をシステムが担うレベル4を目指し、信号の情報をバスに送る信号協調などの新システムの実証実験が始まった。

 それより話題を集めたのが、完全無人走行が可能になった際に、車内コミュニケーションの活性化や乗車時の不安解消を目的に導入されたAI車掌の「萩音士清平(しゅうおんじきよひら)」。利用者が声を掛けるとバスがGPSと連携して周辺の施設を紹介し、乗客の質問に答え、童謡まで歌ってくれるという。今後、さらに情報をインプットし様々な対応ができるようにしていくそうだ。

 先日、消防庁が公表した「危険物施設におけるスマート保安等に係る調査検討報告書」では、セルフSSでのAIシステム活用に向け、安全確保が可能か実証実験を行った結果、確保が確認できたという。簡単に言えば、AIを導入するとスタッフが見えていなくても給油許可が出せるということか。現在は人の監視・判断が主でAIはその一部を支援する体制だが、将来的にはAIでの監視や給油許可を可能にしていきたいようだ。これが実現すると、深刻なSS業界の人手不足も解消が期待できるのではないか。  (彰)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
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