
ドライバー不足が深刻化する中で、平成29年に公道で道内初の自動運転バスの実証実験を開始し、一昨年から定期運行をしている上士幌町。現在は基本的な運転を車が自動で行い、信号や交差点への侵入などは同乗するオペレーターが操作するレベル2の段階だが、本年度中に一定の条件ですべての操作をシステムが担うレベル4を目指し、信号の情報をバスに送る信号協調などの新システムの実証実験が始まった。
それより話題を集めたのが、完全無人走行が可能になった際に、車内コミュニケーションの活性化や乗車時の不安解消を目的に導入されたAI車掌の「萩音士清平(しゅうおんじきよひら)」。利用者が声を掛けるとバスがGPSと連携して周辺の施設を紹介し、乗客の質問に答え、童謡まで歌ってくれるという。今後、さらに情報をインプットし様々な対応ができるようにしていくそうだ。
先日、消防庁が公表した「危険物施設におけるスマート保安等に係る調査検討報告書」では、セルフSSでのAIシステム活用に向け、安全確保が可能か実証実験を行った結果、確保が確認できたという。簡単に言えば、AIを導入するとスタッフが見えていなくても給油許可が出せるということか。現在は人の監視・判断が主でAIはその一部を支援する体制だが、将来的にはAIでの監視や給油許可を可能にしていきたいようだ。これが実現すると、深刻なSS業界の人手不足も解消が期待できるのではないか。 (彰)
北海道のガソリン価格予想
5月5日(月)から5月11日(日)まで
価格下降
仕切り価格下落か
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05月10日付ヘッドライン
■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し |
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦 |
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績 |
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置 |
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS |