どこででもモラル必要
客商売も例外ではない
2024.4.25
 友人に札幌市職員がいる。もともとは国鉄職員。昭和62年の国鉄民営化に伴って次の仕事をと思った時、職場の先輩から「公務員は毎年必ず給料は上がるし、ボーナスも退職金も出るから公務員になれ」とアドバイスをもらい札幌市職員になったという。最初は言われとおりだったが、あとからは昇給停止や退職金の減額、特権である共済年金の厚生年金への統一など思惑どおりにはならず「だまされた」と言いながら教員ではないが今も学校に勤務している。

 親方日の丸や役所仕事などと公務員が批判されることがある。確かに民間なら大問題、お客さんを失う対応などもあるが、そればかりではないようだ。2年間経済産業省に出向した人の話によると、帰りは大抵9時、10時で、国会の開催中などには明け方に着替えに帰るだけという日もあるそうだ。 「東大など一流大学卒が多い職場なのに対応にてんやわんやするほど忙しい」という話だ。

 特に議会、議員対応には気を遣うようで、その最たるものが今話題となっている本道選出国会議員の対応だ。威圧的で職員への恫喝ではないかとの指摘がある。確かに予算獲得などに力添えをもらうためのことだとは思うが、そこにはモラルが必要。

 お客様は神様といわれる客商売でもモラルはあってしかるべき。無理難題を言うカスハラは困りものだし、自分も仕事などで同じ立場になることもあるのだから、やはりそこにはお互い様というものが大事になってくる。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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