通常総会・総代会提案の7議案を審議し承認した
北石連・商(河辺善一会長・理事長)は25日、北海道石油会館で理事会を開催。5月16日の2024年度通常総会・総代会に提案する事業計画案などを審議し、いずれも原案どおり提案することを承認した。事業計画案では従前と同様、大手流通業など一部廉売業者の安値攻勢に惑わされない「仕入れに見合った価格での販売」を優先課題として位置付けている。
理事会では冒頭、河辺会長・理事長があいさつし、コロナ禍の収束で個人消費が上向いていることに触れて「商売のチャンスとしていくことが大事」だと強調。また、元売仕切り価格の値動きだけに拘泥し、経営にかかるコスト増を販売価格に転嫁しない現状に疑問を呈するとともに、原油価格の高騰という形で影響を及ぼしてくる中東情勢などへの「注視」や、山積する課題解決への力を合わせた取り組みなども呼び掛けた。
このあと河辺会長・理事長を議長に、5月16日の通常総会・総代会に提案する本年度の事業計画案や収支予算案、任期満了に伴う理事・監事の改選など7議案を審議。いずれも原案どおり提案することを承認した。
事業計画案では従前と同様、エネルギーの安定供給のみならず災害時の最後の砦としての役割を果たすためにも引き続き人材確保、健全経営に努めていくことが必要だとし、大手流通業など一部廉売業者の安値攻勢に惑わされない「仕入れに見合った価格での販売」を優先課題として位置付けるとともに、諸課題の払拭に向けた全石連や油政連との「一体となった取り組み」や官公需の受注拡大に向けた北海道への要請活動なども盛り込んでいる。
また、それら事業に充てる収支予算案には、北石連・商合わせて前年度決算対比450万円余りの増となる8215万4000円を計上した。
このほか理事会では三木一弘専務理事が、2024年度全石連総会での組合役員功労者表彰に向けて、北石連・商理事で札幌石協副理事長の櫻井茂雄氏を推薦したことを報告。また、矢萩努監事が事務所賃貸料収入の減少も含めた北海道石油会館の維持、河辺会長・理事長が損失を計上する北石連・商財政の健全化に向けた検討を提案し、ともに俎上に載せていくことを申し合わせた。
あいさつする河辺会長
北海道のガソリン価格予想
9月8日(月)から9月14日(日)まで
変わらず
仕切り値上げも
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09月10日付ヘッドライン
■12市が改定見送る、ガソリンは多くが値上げ 道内35市燃料油納入価格 |
■増販への努力結実 夏商戦「意外に良かった」 |
■道内中小認定率2.42% 事業継続力強化計画 |
■影響あり漸減92.2% 道が原油・原材料価格高騰で調査 |
■「徐々」より「劇的」な拡販模索 中和石油セルフ簾舞 |