
道内35市の燃料油納入価格でレギュラーガソリンと軽油については、比較的安定した市況を背景に道東圏を中心とした18市が前回5月調査以降の改定を見送るか価格を据え置く一方、値戻しと軟化を繰り返す道央圏を中心とした14市が最大で10円になる値下げへと動いたことが今月5日現在の本紙調査で明らかになった。他方、灯油とA重油は極めて小幅な動きとなっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
札幌など道央圏に加えて小樽や苫小牧、さらに空知管内では5月24日頃から販売業者の多くが値戻しに動き、レギュラーガソリン看板価格はフル175円、セルフ172円大勢となったが、それらは毎月20日前後に価格を改定する市が多い中で反映されず、苫小牧の10円を最大に、多くの市が値下げへと動いた。
一方、比較的安定した市況を維持した道東圏や道北圏の一部では、前回調査以降の価格改定を見送るか、改定しても据え置く市が目立った。
そうしたことからレギュラーガソリンは、改定見送り14市のほか値上げ3市、据え置き4市、値下げ14市となり、35市平均価格は前回を1円55銭下回って157円80銭となった。
軽油も同様で、35市平均価格は前回を1円44銭下回って144円38銭となっている。
■ 灯油・A重油
灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろに依然として動きがないことなどで市場の動きも限定的。改定見送り14市、未納入1市を除く20市のうち値上げは砂川と旭川だけで、残る18市は価格を据え置き、34市平均価格は前回を09銭上回って107円88銭となった。
A重油もほぼ同様の状況だが、値下げが1市出たことで、未納入3市を除く32市平均価格は、前回を06銭下回る108円25銭となっている。
北海道のガソリン価格予想
3月24日(月)から3月30日(日)まで
変わらず
補助金小幅減額、値下げのも
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03月25日付掲載予定
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