苫小牧市民も含め150人が来場し、 講演に耳を傾けた
【苫小牧】我が国初のCCS大規模実証試験実施、グリーン水素やアンモニアのサプライチェーン構築に向けた検討など先駆的な試みが進む苫小牧で、26日に「脱炭素社会実現に向けた産業界の取組」をテーマとするゼロカーボン講演会が開かれ、市民や関係企業などから約150人が参加。経済産業省の担当者が実証試験は漁協をはじめ関係者の理解と協力で事業が大きく推進したと述べ、引き続く情報の提供と連携などを呼び掛けた。
苫小牧CCUS・ゼロカーボン推進協議会(会長・岩倉博文苫小牧市長)が主催した講演会では、まず資源エネルギー庁資源・燃料部燃料環境適合利用推進課の佐伯徳彦CCS政策室長が「我が国のCCUS政策と今後の展望」と題し講演。佐伯氏は、国内のCCS事業化に向けた環境整備を進めると明記した第6次エネルギー基本計画や今年3月にまとめられたCCS長期ロードマップ、二酸化炭素の貯留事業に関する法律(CCS事業法)について解説。
また、2050年までにCO2の年間貯留量を1・2~2・4億㌧確保するには横横断可能なCCSビジネスモデルを早期に確立する必要があるため、苫小牧地域を含む7地域を先進的CCS事業に選定し国が集中的に支援していくことを示すとともに、2030年にCCS事業を開始するためには26年までに最終投資判断をする必要があるとも語った。
2019年に累計圧入量30万㌧を達成した苫小牧でのCCS大規模実証試験を「日本のCCSのきっかけになった」とした佐伯氏は、分離・回収から貯留までの一貫システムは日本初で、低いCO2分離・回収は世界トップレベル、陸上から沖合海底地下貯留槽への傾斜井はCCSでは世界初などと苫小牧の特徴を示し、実証試験の実施は漁協をはじめ地域理解があったからであり、今後も折々の情報提供や連携が必要と説いた。
一方、苫小牧における水素・合成燃料の製造について講演した出光興産CNX戦略室の片桐絢也次長は、本道では都市間の移動距離が長く、車内暖房で電力を消費しEVは航続距離が減少、立往生による電欠などを考えるとEVではなく、PHEVが普及する可能性があるとし、苫小牧では2030年までに選択性の高いメタノール合成ルートによる合成燃料製造の実現を目指していくことを表明した。
講演する佐伯CCS政策室長
講演する片桐CNX戦略室次長
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4月20日(月)から4月26日(日)まで
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仕切り価格上昇のため
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