
6月5日は国際連合が制定した「世界環境デー」 。環境保全の重要性を再認識し、環境への意識向上のための日。これまで大気汚染やプラスチック汚染の問題などを年ごとのテーマとして、解決や対策に取り組んできた。当日には世界で環境に関する様々なイベントが行われ、日本でも環境省が6月を「環境月間」とし、Jリーグとコラボした気候変動の影響やキャンプ芸人と学ぶ生物多様性など趣旨に沿った各種の行事やイベントを実施し、活動を通し周知を図っている。
「地球沸騰化」でお馴染み?のグテーレス国連事務総長が同日、気候変動対策の一環として「化石燃料業界の広告掲載を禁止すべき」と発言した。同氏は化石燃料関連企業を「何十年にもわたり真実をねじ曲げ人々を欺いてきた」と非難し、健康への脅威としてタバコの広告を禁じているように化石燃料も同様の措置が取られるべきと主張。法的拘束力はないが、事務総長のお言葉として少なからず影響はあるのだろう。
一刻も早くカーボンニュートラルを実現したい気持ちは分かるが、化石燃料関連企業の広告によって飯を食っている人も大勢いる。さらにEV販売が伸び悩み、再生可能エネルギーだけでは生活のすべてを賄えないことで、まだまだ化石燃料が必要なのが現実。拙速な取り組みは悪影響を惹起することもある。日本には「急がば回れ」という言葉があるが、目標達成に向け、余裕をもって進むことも大切なのではないか。 (彰)
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格上昇
値戻し後の下げもあり
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