広範に進むAIの活用
「不必要」もあるのでは
2024.7.30
 今年、約1年ぶりに国内タイヤメーカーが値上げをするとの話を聞いた。その要因は物流コストの増加と原材料費の高騰だとか。物流では2024年問題で大変だろうし、原材料費も高騰しているから「仕方ないか」というところだが、一消費者としては納得できない思いもある。

 そんなタイヤ業界で横浜ゴムが「XAI」を活用したタイヤ設計システムを独自開発したというニュースが出た。 「技術者の知識や経験を補う情報が得られるため経験の浅い技術者でもタイヤ設計が容易になり、開発のスピードアップやコスト削減が可能になる」とし、さらに「特徴量を俯瞰することで新たな気づきやひらめきが得られ、より高性能な商品開発が期待できる」ということだが、昭和世代にはXAIって何だ?である。XAIとは説明可能なAIのことで、どういう基準やルールからAIがその答えを導き出したかをユーザーが推測するための技術だそうだ。そこまで言われても微妙に理解できないのが昭和世代なのだが、もう一つ引っかかるのが「より高性能な商品」だけで低価格(コスト削減と次元が違うと考える)は考えてくれないのかということ。

 車や路線バスの自動運転には欠かせないAI技術。イオンでは店員の笑顔AI評価ということも始めたそうだが、それは必要なのか。今後も多くのAIを活用したモノやコトが登場してくるだろうが、何でも新しいものが良いという考え方は昭和世代には引っかかる。    (彰)


北海道のガソリン価格予想
11月3日(月)から11月9日(日)まで
価格上昇
値戻しへの意欲旺盛

11月10日付掲載予定

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