
若者の車離れが言われて久しい。
SS経営幹部の話を聞いた。人手不足で従業員を募集し、面接で車が好きだし車にも結構乗っているなどと良い話をしていたので採用したが、さほど車に興味を示さず、SSには徒歩や自転車で出勤。 「うちの商売分かっているのかなぁ」と思っても強くも言えず我慢していたら、出勤日に何の連絡もなく欠勤、電話しても出ず、退職代行から連絡がきたそうだ。
SNSで自動車教習所の費用に対し驚きの声が相次いだ。ある教習所の免許取得料金表がXでポストされ、普通AT(オートマチック)36万4650円、普通MT(マニュアル)38万2800円という数字が並んだからだ。総務省統計局の2024年12月時点の自動車教習料の全国平均は31万3708円。15年1月には29万1199円だったから、約10年間で2万円以上も値上がりした。若者の車離れの理由として、料金の高額・高騰から免許取得を断念していることもあるようだ。
警察庁のまとめでは、22年に指定自動車学校を卒業した111万6238人のうちATで取得した人は72・7%、81万1692人だったそうだが、日本自動車工業会によると、21年の軽トラ販売台数の75%はMT車だったそうだ。SSでも軽トラは活躍しているが、免許を取得した人の多くは軽トラを運転できないことになる。4月1日からMT免許の教習カリキュラムが変更され、路上教習はAT車のみとなる。MT車への対応が必要では。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
12月8日(月)から12月14日(日)まで
価格上昇
11日補助金増額で値下げ
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12月15日付掲載予定
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