苦戦する油販の挽回に加え油外の増販にも知恵を絞る
先日雪解けを実感することがあった。決して褒められることではなく、お叱りを受けるようなことだが、横断歩道ではないところを渡った。何となく久しぶりのように思い気が付いた。冬の間は車道と歩道の間に雪の壁があって渡ろうとしても渡れないのに、雪が解けると壁がなくなり容易に渡ることができるのだと。
昨年4月に北海道に着任した上司と今年4月に着任した部下という人達と話す機会があった。本州企業の人で、ともに北海道勤務は初めて。上司が冬を経験してこそ初めて北海道勤務と言えるというような話を部下にしていたが、本人も今年の冬は穏やかだったので良かったと話していた。また、その上司は、今年は雪が少なく除雪重機などの燃料である軽油が出なかったと話し、灯油も同じように気候に左右される状況を、まだ北海道の冬を経験していない部下に教えていた。
石油連盟がまとめた今年2月の道内燃料油販売は、ガソリンや軽油などナフサを除く6油種合計で前年を4・5%下回り、6カ月ぶりに前年を割り込んだ。このうち灯油は8・7%の減と5カ月連続の前年割れ、軽油は1・3%減だった。
道内石油販売業者にとって「命綱」とさえ言われる灯油販売。4月でシーズン終了となるが、今シーズンの灯油商戦を振り返れば、暖冬と価格の高騰を受けて需要は伸び悩んだものの、口銭をそこそこ確保できたことで「良くもなかった」が「悪くもなかった」と総括すべきなのだろうか。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
12月8日(月)から12月14日(日)まで
価格上昇
11日補助金増額で値下げ
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12月15日付掲載予定
■道のり遠い適正市況 安値への追随止まらず 道内市場 |
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■油販も油外も「さらに増販」へ AIXセルフ五輪通りSS |