
昨今、道内主要市場いずれも適正市況の構築に苦慮しているところだが、札幌市場ではレギュラーガソリン看板価格がまさに乱高下状態となっている。仕切り価格の上昇分を転嫁した大手販売業者が転嫁しない量販店に業を煮やし値下げに踏み切る、そうしたことの繰り返しからのようだが、販売業者に戸惑いが広がる一方で消費者の疑念をも誘発している。
車での移動が多いという消費者に、先だってLINE会員になっているSSからレギュラーガソリンの「大幅」な値上げを予告する連絡があったそう。その消費者、原油価格が大幅に値上がりした訳でもないのに不思議だと思っていたら「急下降した価格が1週間ほど前の価格に戻った」だけだったそうで「明確な理由がなく不可解」な値動きに首を傾げる。
札幌市場では9月にもほぼ毎週、値上げと値下げとが繰り返された。8月下旬から価格をいじらないSSがあるなどバラツキも無論あるが、8日に国の定額補助を織り込んだ実質ベースでの仕切り上昇分2円を転嫁したフル172円、セルフ169円看板が目立つようになって以降、量販店を除き、それを上限とした7、8円幅の値動きが続いている。
仕切り上昇分を転嫁した大手販売業者が、転嫁せず安値のままの量販店に業を煮やしてすぐに値下げし、多くの販売業者がそれに追随。マージンの縮小に危機感を抱き値戻しに動いても、再びすぐに値下げ、そうした図式が浮かび上がってくるが、いずれにしても前述の消費者が言う「明確な理由がなく不可解」な値動きに違いはない。
かつて量販店との「棲み分け」が声高に言われた。時代が大きく変化する中で適正なマージンの確保、蓄積が求められる今こそ、不毛な価格競争を排除した市況安定への努力が不可欠。そして何より価格に敏感になっている消費者の疑念解消こそ、まさに急務だと言わざるを得ない。
北海道のガソリン価格予想
12月15日(月)から12月21日(日)まで
価格上昇
値戻し
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12月15日付ヘッドライン
■道のり遠い適正市況 安値への追随止まらず 道内市場 |
■経営への影響減少傾向 道が原油・原材料価格の高騰で調査 |
■経営状況改善は17.9% 北海道の労働事情で中央会が調査 |
■「バイオ系」も視野に 経産省が合成燃料商用化ロードマップの改定案 |
■油販も油外も「さらに増販」へ AIXセルフ五輪通りSS |