
道内35市の多くは毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自調査に基づき納入価格を改定しているが、半数に近い15市が少なくとも9月以降の改定を見送っていることが今月6日現在の本紙調査で明らかになった。ガソリンや軽油については、さらに10市が前月までの価格を据え置いており、動きは極めて小幅。レギュラーガソリンの35市平均は159円08銭となっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
根室は5月21日以降の価格改定を見送ったままだが、空知管内北部、道東圏、道北圏を中心とした15市が、少なくとも9月以降の改定を見送っている。さらに10市は9月20日過ぎに改定したものの、価格をそのままに据え置いた。
残る10市のうち3市がレギュラーガソリンについては最大で4円、軽油については最大で3円の値上げ、7市がともに最大で4円の値下げに動いたことで、 レギュラーガソリン35市平均価格は24銭と小幅ながら3カ月ぶりに前回調査を下回り159円08銭。最高値は消費税込みなら188円10銭となる稚内の171円、最安値は芦別の147円80銭で、23円強の差がついている。
軽油の35市平均価格も3カ月ぶりに前回調査を小幅18銭下回り145円94銭となった。
■ 灯油・A重油
灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろに動きがないことから、改定見送り15市、未納入1市を除く19市のうち13市は価格を据え置いたまま。4市が最大1円の値上げ、2市が同じく最大1円の値下げに動いたことで、34市平均価格は02銭と小幅ながら2カ月連続で前回調査を上回り112円91銭となった。最高値は稚内の124円、最安値は札幌の88円80銭(清田区)となっている。
A重油は、据え置きが若干少ないながら灯油とほぼ同様の動き。未納入1市を除く34市平均価格は3カ月ぶりに前回調査を小幅14銭下回り113円49銭となっている。
北海道のガソリン価格予想
12月8日(月)から12月14日(日)まで
価格上昇
11日補助金増額で値下げ
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12月10日付掲載予定
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