若い力の「躍動」に期待
石油村にも新たな仲間
2017.4.10

86人を迎えた道エネグループ入社式
 新年度がスタートした1日、道内石油業界でも販売各社が入社式を挙行。次代を担う気鋭が晴れて仲間入りを果たした。このうち北海道エネルギーグループの入社式では、勝木紀昭社長が「冬の厳しさに耐えた竹は太い節をつくる。皆さんも努力し、苦労を乗り越えて太い節を刻み付けてほしい」と、また、中和石油グループの入社式でも、杉澤謙次郞社長が「未来に対応できる勇気と知恵を身に付けてほしい」と訓示し、若い力の躍動に期待した。

 アルバイトからの任用替え26人を含む86人を迎えた北海道エネルギーグループの入社式は、札幌市中央区内の本社会議室で行われた。

 冒頭、勝木社長がパワーポイントによる映像も交えあいさつ。まずは投影された「86人の新入社員を心から歓迎する」という文言の裏に、それぞれが役割を分担し助け合う「チーム」づくりへの願いが込められていることも指摘しながら「変革者として、営々と築き上げてきた会社を、新しい時代に合ったものに変えていく、それを期待し歓迎するということ」だと説いた。

 その上で、時代の流れを的確に読み、大方針とその実現に向けた具体的な目標を明確にし、全力を尽くして、成果を全員で実感、享受することが自社の考えだと強調。

 このほかにも、社会人として遠く(将来)を見る目、周り(現状)を見渡す目、足元(現実)を見つめる目、さらにはローカルな視点とグローバルな視点を併せ持つ「グローカルな視点」が必要だなどとし、最後に「冬の厳しさに耐えた竹は太い節をつくる。皆さんも精いっぱい努力し、苦労を乗り越えて(それぞれの人生に)太い節を刻み付けてほしい」とエールを送った。

 このあと勝木社長が新任地に赴く86人一人ひとりに「頑張って」と一声添え辞令を交付。

 その横で木村信広専務ら役員、幹部が、希望に胸ふくらます新入社員の襟に「社章」を取り付けて健闘を促した。


 中和石油グループの入社式は、新進気鋭6人を迎え札幌市中央区内の本社会議室で行われた。

 冒頭、杉澤社長があいさつで「現在は様々な事象が変化し、大変であると同時に非常に面白い時代。当社も技術進化による石油消費量の減少や人口減による車の販売台数減少などといった予測可能な未来を視野に、これまでの事業で培ったノウハウを活かした発展と変化での対応を目指している。皆さんには高い意識を持って未来に対応できる勇気と知恵を身に付けてほしい。また、皆さんは新入社員であるが、きょうから当社の仲間。仕事を楽しむことを忘れずに、一緒に頑張っていこう」などとし、期待を込めた思いを伝えた。

 このあと幹部職員が自己紹介を兼ねそれぞれ担当業務を紹介したのに続き、新入社員を代表して阿部遼亮君が「常にお客様視点に立ち、感謝の心を忘れることなく自己研さんし、会社発展の一翼を担うことができるよう努力していく」と力強く宣誓。また、高舘良輔君の発声で「ありがとうございました」などの販売基本用語を出席者全員で声高らかに唱和した。

 6人は3月中旬から研修に臨んでおり、入社式を終えたあと、仮配属先で中和グループの一員としての歩みを進めていくことになる。

新入社員への期待を述べる勝木社長

気鋭6人を迎えた中和石油グループ入社式

未来への飛躍を期待しエールを送る杉澤社長


北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調

04月30日付ヘッドライン

■業界取り巻く情勢共有 「定額補助」など俎上に 北石連・商理事会
■石油販売業者に「配慮」様々 官公需基本方針閣議決定
■価格高騰、車離れで油販苦戦 アプリ会員増加に注力 前側石油東北通SS
■洗車など増販策練る 道エネチャレンジベニータウン
■自分好みにホイールなど ホンダアクセスが自家用車のカスタマイズで調査