電気自動車の増加顕著
次世代車 道内に24万台
2018.12.5
 燃料使用量の節減やCO2排出量の低減が可能とされる次世代自動車。その普及が着実に進んでいる。自動車検査登録情報協会のまとめによると、平成29年度末の道内ハイブリッド車保有車両数は前年度比14%増と2桁の伸びを示し、プラグインハイブリッド車や電気自動車も20%以上の大幅増となっている。全国的にも同様の状況で、とりわけ電気自動車は、22年度に前年比83.5%増とほぼ2倍の伸びとなり、その後も着実に増加してきている。

 我が国のハイブリット車(プラグインハイブリッド車を含む)の保有車両数は、トヨタやホンダの本格発売開始を受けて平成11年3月末、前年度の3428台から2万2503台へと6倍以上の伸びを示した。その後も2桁台の増加を続け、21年3月末で50万台、23年3月末で140万台となり、30年3月末では753万台を超えている。

 北海道内の30年3月末保有車両数は、ハイブリット車が乗用車23万3405台など合わせて23万4192台。前年度末を14.1%上回った。全国が14.4%増となっており、ほぼ全国と同様の傾向となっている。

 プラグインハイブリッド車は、乗用車3143台、特種(殊)車両5台の計3148台。前年度が2547台だったことから23.7%と2割以上の増となった。全国は10万3302台、46.8%増と伸び率で本道を大きく上回った。

 また、平成22年度から大幅に増加している電気自動車の道内保有車両数は、30年3月末で乗用車1643台など合わせて1717台。前年度比で自家用車が30.8%増となる反面、貨物車は減少したものの、トータルでは29.0%増と、全国の23.7%を上回る伸びを示している。

 CNG車(圧縮天然ガス)は全国、全道ともに前年度比で減少し、道内では乗用車9台、貨物車200台ともに10.0%の減となって、トータルでは10.6%減の422台。全国は乗用車が40%減、貨物車が13%減など合わせて14.8%減の1万1527台だった。 

 さらに燃料電池自動車は、道内の13台を含め保有車両数は全国で1813台となり、前年度比で道内が2.6倍、全国が35.1%増と、ともに高い伸びとなった。

 道内のこれら次世代自動車保有車両数は、合わせて前年度比14.2%増の23万9492台。一方で全国は、764万6223台で全保有車両数の9.5%を占め、前年度比では14.8%の増となっている。


北海道のガソリン価格予想
4月28日(月)から5月4日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げ基調

04月30日付ヘッドライン

■業界取り巻く情勢共有 「定額補助」など俎上に 北石連・商理事会
■石油販売業者に「配慮」様々 官公需基本方針閣議決定
■価格高騰、車離れで油販苦戦 アプリ会員増加に注力 前側石油東北通SS
■洗車など増販策練る 道エネチャレンジベニータウン
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