灯油は300万kl台回復
ガソリンも前年上回る
2017.5.25
 平成28年度の道内における燃料油販売は、揮発油、灯油など7油種合わせて前年度比3・0%減となる1246万6178klにとどまっていたことが北海道経済産業局のまとめで明らかになった。油種別では灯油が5年ぶりで300万kl台に乗せるとともにガソリン、軽油も小幅ながら前年度を上回ったが、ナフサとB・C重油の落ち込みが大きく、トータルでは3年連続の1300万kl割れ。燃料油需要の「減退」を改めて印象付けている。

 28年度(28年4月~29年3月)の道内燃料油販売(上表参照)は7油種合わせ1246万6178klで、前年度比3・0%、約38万klの減。道経産局が集計方法を改めて従来のデータを読み替えた22年度以降で最も多かった24年度比では12・0%、約170万klの減となっている。

 油種別では揮発油、軽油、灯油が前年度を上回る一方、残る4油種は伸び悩み、とりわけナフサとB・C重油は大きな落ち込みとなった。

 価格の下落もあって期待された揮発油は、2年連続で前年を上回ったものの伸びは小幅。0・3%増の226万5159klにとどまり、230万kl台には3年連続で届かなかった。

 軽油も同様で、4年ぶりに前年を上回ったものの、3・0%増の215万7339kl。

 灯油はシーズン入り直後の断続的な寒波で需要を一気に伸ばし、6・9%増の300万1969klとなって5年ぶりに300万kl台を回復した。


北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く

12月20日付ヘッドライン

■「GSではなくSS目指せ」 SS過疎地対策で道経産局がセミナー
■「価格」が販売業者翻弄 今年を回顧
■最終消費3年連続減少 2024年度エネルギー需給実績
■年末年始も油外増販目指す 新規獲得に注力 道エネ三角山SS
■環境特集