
平成28年度の道内における燃料油販売は、揮発油、灯油など7油種合わせて前年度比3・0%減となる1246万6178klにとどまっていたことが北海道経済産業局のまとめで明らかになった。油種別では灯油が5年ぶりで300万kl台に乗せるとともにガソリン、軽油も小幅ながら前年度を上回ったが、ナフサとB・C重油の落ち込みが大きく、トータルでは3年連続の1300万kl割れ。燃料油需要の「減退」を改めて印象付けている。
28年度(28年4月~29年3月)の道内燃料油販売(上表参照)は7油種合わせ1246万6178klで、前年度比3・0%、約38万klの減。道経産局が集計方法を改めて従来のデータを読み替えた22年度以降で最も多かった24年度比では12・0%、約170万klの減となっている。
油種別では揮発油、軽油、灯油が前年度を上回る一方、残る4油種は伸び悩み、とりわけナフサとB・C重油は大きな落ち込みとなった。
価格の下落もあって期待された揮発油は、2年連続で前年を上回ったものの伸びは小幅。0・3%増の226万5159klにとどまり、230万kl台には3年連続で届かなかった。
軽油も同様で、4年ぶりに前年を上回ったものの、3・0%増の215万7339kl。
灯油はシーズン入り直後の断続的な寒波で需要を一気に伸ばし、6・9%増の300万1969klとなって5年ぶりに300万kl台を回復した。
北海道のガソリン価格予想
7月28日(月)から8月3日(日)まで
価格上昇
上昇のあと、徐々に下げ方向で
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08月05日付掲載予定
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