
平成29年度の道内における燃料油販売は、揮発油、軽油、灯油など7油種合わせて前年度比4・3%増となる1300万3129klとなり、4年ぶりに1300万kl台に乗せていたことが北海道経済産業局のまとめで明らかになった。ただ、油種別では期待された揮発油が1・3%減の223万6195klにとどまり、灯油とともに前年実績を割り込んでいる。
昨年度(29年4月~30年3月)の道内燃料油販売(上表参照)は、揮発油など7油種合わせて前年度比4・3%、約54万kl増となる1300万3129klだった。
4年ぶりに1300万kl台を回復したが、これはナフサが39・4%、約51万kl増となる182万187klまで伸びたことによるもの。期待された揮発油は、低燃費車の急速な普及や本格需要期となる夏場の天候不順、価格高騰に伴う節約意識の再燃もあって3年ぶりに前年を割り込み、1・3%減の223万6195klにとどまった。
灯油も、独歩高となった価格が足かせとなってシーズン入り後の需要が伸びず、特に平均気温が前年を2度以上も上回った11月の落ち込みが響いて2・5%減の292万6409kl。A重油はほぼ横ばいながら、わずかに前年を下回った。
一方で軽油は、景況感の上振れに伴う貨物輸送の増大、さらには公共工事の発注増などもあって3・0%増の222万2611klとなり、2年連続の前年超え。
B・C重油は1・6%増の222万1408klで5年ぶり、ジェット燃料油は5・9%増の49万4782klで2年ぶりに前年を上回った。
北海道のガソリン価格予想
9月15日(月)から9月21日(日)まで
価格上昇
値戻し
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