
灯油の本格需要期も後半を迎えたが、北海道立消費生活センターや札幌市消費者センターには少ないながら灯油への苦情や相談が寄せられている。その多くは価格に関するもので、シーズン当初から10円ほど下がった今も「高い」というイメージは払拭されないままのよう。中には「水増し請求されているのではないか」といった疑念も持ち込まれているという。
灯油の本格需要期に入った昨年10月以降、これまでに寄せられた灯油に関する苦情や相談は、北海道立消費生活センターに9件、札幌市消費者センターに7件の合わせて16件。昨シーズンに比べ大幅に減少しており、消費者との「行き違い」を埋める各販売業者の努力が結実しつつある、とも言えそうだが、看過できないものも少なくない。
苦情などの多くは価格に関するもので、シーズン入り間もなく100円を超えたことから「価格はどのようにして決まるのか」といった問い合わせが相次いだが、それから10円ほど値下がりした今も「高い」というイメージは払拭されないままのよう。
中には「あまりにも高い。水増し請求されているのではないか」といった疑念や、年金受給者などからは「支払いを考えると、満足な量が買えない」といった訴えも。また、手書きの納品書と後日届いた請求書の単価が違ったとの指摘や、給油量によって単価が違うのではないかとの「思い違い」もあった。
これらに加え「配送時に立ち会いを求められることはないが、給油量は正しいのか」といった不信感、さらには「タンクを常に満タンにしておこうと、近くのSSに配送を依頼したが、200リットル以上でなければダメだと断られた」といった憤りなどもこれまでと同様に出てきており、解決しなければならない点はまだまだ多いようだ。
北海道のガソリン価格予想
11月3日(月)から11月9日(日)まで
価格上昇
値戻しへの意欲旺盛
|
10月20日付ヘッドライン
■数を増すSS過疎地 3月末で全国381市町村、本道73市町村に |
■「対策」の基礎など伝授 道経産局が情報セキュリティセミナー |
■不正軽油一掃へ総力 全国一斉に抜取調査 |
■暮らし向きなどやや改善 日銀「生活意識」調査 |
■アポロハット併設 タイヤに注力 AIXセルフベニータウン |