道内35市燃料油納入価格
半数強が是正市況反映
2018.5.15
 道内主要市場では4月第4週以降、元売仕切り価格の上昇を受けてガソリンを中心とした市況是正が進んだが、道内35市の多くが燃料油納入価格にそうした動きを反映、実勢にほとんど動きのない灯油を除き値上がりしていることが、今月初旬の本紙調査で明らかになった。ガソリンの35市平均価格は前回調査から1円32銭値上がりしている。    =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 レギュラーガソリンの35市平均価格は、前回4月4日現在の本紙調査から1円32銭上がって135円07銭。8市が価格の改定を見送っており、また、残る27市のうち9市は従前の価格をそのまま据え置いたが、半数を超す18市が旭川の20銭から富良野の8円までの幅で値上げに動いた。

 最も高かったのは消費税込みで155円強となる稚内の144円、逆に最も安かったのは芦別の129円30銭で、その差は14円70銭。前回調査より80銭開いた。

 軽油も、改定を見送っている8市を除く27市のうち7市は価格を据え置いたが、20市が最大で9円90銭の大幅な値上げに動き、35市平均価格は前回を1円59銭上回る120円61銭となっている。


■ 灯油・A重油
 灯油は、改定見送り8市、未納入1市を除く26市のうち22市が価格を据え置き、残る4市のうち3市が値下げするなどしたことから、34市平均価格は前回を19銭下回って82円64銭。

 A重油は、改定見送り8市、未納入3市を除く24市のうち18市が据え置き、残る6市のうち5市が値上げ、1市が値下げしたことから、32市平均価格は前回を56銭上回って81円50銭となった。


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格下降
仕切り価格、実質ベースで値下がり

05月15日付掲載予定

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