来賓も多数招いて開かれた創立60周年記念式典
【岩見沢】石炭から石油へと主要エネルギーが切り替わる昭和31年に28社で発足、以来、今年で60週年を迎えた南空知石協(酒井茂理事長)は18日、岩見沢市内のホテルで創立60周年記念式典、祝賀会を挙行し、さらなる飛躍を誓った。式辞を述べた酒井理事長は「経営環境が悪化した昨今ではあるが、地元産業の発展、地域住民の安心、安全な生活のため、エネルギー供給者としての使命と責務を全うしていく所存」と決意を披れきした。
式典には、北石連の伊藤豊会長、河辺善一、菅原耕両副会長、在札元売3社の代表らが駈け付けたほか、空知総合振興局の金田幸一局長、岩見沢市の松野哲市長ら地元自治体、関係機関・団体のトップも臨席。
実行委員会の大谷勝司委員長が開会を宣言したのに続き、酒井理事長が式辞を述べた。
最大で81社にもなったという60年の歩みに触れた酒井理事長は、平成8年の特石法廃止や平成10年のセルフ解禁など、荒波にもまれた苦難の道程にも言及。その上で「幾多の苦難を乗り越えて組合を維持、発展させてきたことは並大抵のことではない。関係機関のご協力もさることながら、先人、先輩諸氏の情熱と労苦に現組合員を代表し感謝申し上げる」とし、さらに「経営環境が悪化した昨今ではあるが、地元産業の発展のため、地域住民の安心、安全な生活のため、エネルギー供給者としての使命と責任を全うする所存」と決意を披れきした。
このあと功労者11氏に対する表彰をはさんで、来賓を代表し金田局長、松野市長、伊藤会長が祝辞。
中で伊藤会長は「今後も予断を許さない状況が続くと思われるが、難局を乗り切るためには、企業自らが変化する経済環境等を的確にとらえて経営努力を続ける一方、相互扶助精神に基づく組合組織の一層の充実が不可欠。先輩諸氏が築き上げてきた組織力と団結力をしっかりと受け継ぎ、社会的使命を自覚し組織活動を進めることで、さらなる前進が続けられるものと確信している」などと述べた。
祝賀会では、岩見沢商工会議所の五十嵐閣会頭の音頭で乾杯。祝宴に入って、参加者は思い出話に花を咲かせたほか、アトラクションなども楽しんだ。