
道内35市の石油製品納入価格は、レギュラーガソリンと軽油が値上がりする一方、灯油とA重油は値下がりしていることが5日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンの35市平均価格は前回調査(3月6日現在)から3円上がって123円37銭。3月中旬、道内各市場で進んだ市況の是正がそのまま反映された。灯油は1円10銭下がって71円20銭だった。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 道内主要市場では、3月第3週に入って底上げが進展。札幌市場でもレギュラーガソリン看板価格はフル134円、セルフ131円にまで持ち上がり、ほぼ月末まで大きな崩れはなかった。
35市の多くは、毎月20日前後の実勢価格などをもとに価格の改定を行っており、そうしたことから底上げがそのまま反映された形となった。
レギュラーガソリンの35市平均価格は、消費税込みで133円強となる123円37銭。帯広など5市は価格を据え置いたが、札幌など30市は1円から7円までの幅で値上げし、前回調査(3月6日現在)と比べ3円の上昇となった。最高値は紋別の131円、最安値は岩見沢など3市の120円となっている。
軽油もほぼ同様。30市が値上げ、1市が値下げし、4市が据え置いたことから、35市平均価格は前回を2円84銭上回る108円60銭となった。
なお、4月1日から暫定価格を設定している市があり、そうした市では20日前後に改めて価格を見直し、月初に遡って適用する場合もある。
■ 灯油・A重油 灯油は、仕切り価格の値下がりを受け、市場価格もじり安で推移。
そのような中で稚内が3月比2円の値上げに動き、名寄など12市も価格を据え置いたが、北広島など22市が90銭から3円までの幅で値下げし、35市平均価格は前回調査と比べ1円10銭下落、71円20銭となった。最高値は稚内の80円、最安値は札幌(清田区)の58円となっている。
A重油は、滝川など20市が価格を据え置く一方で、苫小牧など6市が値上げ、小樽など7市が値下げし、35市平均価格は前回調査を03銭下回る70円01銭となった。