
道内35市の石油製品納入価格は、軟調ながら比較的安定していた市場動向を背景に、16市が4月中の価格改定を見送るなど小幅な動きで推移していることが今月2日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンの35市平均価格は123円72銭で、前回4月5日調査比35銭の上昇。軽油、A重油も値上がりする一方で、灯油は59銭値下がりしている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 道内主要市場は4月第4週入り早々、やや軟調に推移していた市況の是正に動き、3月中旬の水準にまで販売価格を戻したことなどから、道東圏全市を含む16市が4月中の価格改定を見送った。
レギュラーガソリンについては、価格を改定した19市のうち5市が据え置いたものの、11市が1円から3円10銭までの幅で値上げし、また、3市が1円から3円50銭までの幅で値下げしたことから、35市平均価格は前回4月5日調査比で小幅ながら35銭上回る123円72銭となった。
最高値は消費税込みで140円を上回る稚内の130円、最安値は芦別の117円80銭で、その差は12円20銭。
軽油も価格を改定した19市のうち10市が最大で4円60銭値上げ、8市が据え置き、1市が5円70銭値下げし、35市平均は前回調査時を36銭上回る108円96銭となった。
■ 灯油・A重油 灯油は、仕切り下げに伴う実勢価格の下落もあり、5市が最大で12円70銭値下げ。一方、1市が1円50銭値上げしたほか13市が据え置いて、35市平均は3カ月連続の値下がり、前回を59銭下回って70円61銭となった。
A重油は、値上げ、値下げがともに3市、据え置きが11市で、納入停止3市を除く32市平均は前回を37銭上回る70円38銭だった。
北海道のガソリン価格予想
12月22日(月)から12月28日(日)まで
価格下降
下げ傾向続く
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