危機感募る「人手不足」
CS・ES双方を阻害
2017.6.25

多くのSSに募集看板などが見られるが…
 都市部を中心に、SS店頭にはスタッフやアルバイト募集の看板が林立する。中には風雨にさらされボロボロになったものも。今、本道のみならず全国的に、人手不足が業界の将来を左右しかねない問題としてクローズアップされている。SSにとって生命線でもある「接客」が十分にできないばかりか、コンプライアンスを標榜しながらも現有スタッフに過重労働や時間外労働を強いることになるなど、事態はまさに危機的状況だ。全石連も対策に乗り出しているが、自助努力だけでは打開策を見つけられない問題だけに苦悩も大きい。

 複数のSSを運営する特約店経営者は「ハローワークに求人票を出すとともに、求人情報誌でも募集をかけているが、応募は皆無。費用ばかりかかって効果がないことから求人情報誌での募集はやめたが、以前よりひどくなっているような気がする」と嘆く。さらに別の特約店経営者は「やむなく営業時間を短縮したが、顧客のことを考えればもう限界」とも。

 こうした声を拾うまでもなく、業界の人手不足は深刻だ。近頃、多くのSS店頭で見かける募集看板も、長期間、風雨にさらされボロボロになっているものが目立つ。

 有効求人倍率が40年ぶりに1・4倍を超え、完全な「売り手市場」になっていることから、3Kのイメージがつきまとうこの業界はどうしても敬遠されがちだが、SSの生命線である「接客」が十分にできず、コンプライアンスを標榜しながら現有スタッフに過重労働や時間外労働を強いらざるを得ないとなれば、看過はできない。

 油販の薄利を油外で補うにしても、人手がなければ絵に描いた餅。給油許可を解除したままにしていたセルフSSが、過日、消防法違反だとして問題となったが、これも現実を直視すれば、考えさせられる問題だ。

 現状の打破に向け、全石連も対策に乗り出しているが、自助努力だけでは打開策が見つけられない問題だけに、苦悩は大きい。官も巻き込んだ大きな論議の「うねり」が今こそ必要だ。


北海道のガソリン価格予想
2月16日(月)から2月22日(日)まで
価格上昇
元売仕切り価格が上昇

02月20日付ヘッドライン

■些細な「行き違い」が主 消費者センターへの灯油めぐる苦情等
■得意先に「幸運」届ける 稚内で灯油まつり公開抽選会
■「健全経営」など重点に 北見石協が通常総会で事業計画など決める
■洋上風力関連産業創出へ1500万円 北海道の新年度予算案
■油外拡販へ積極的取り組み ナラサキ石油発寒SS