
道内各市場で10月第2週に入り市況の是正が進んだことなどを受け、道内35市の燃料油納入価格も大幅に値上がりしていることが、1日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリンの35市平均価格は前回調査(10月2日現在)から4円24銭上がって125円42銭、また、灯油は2円70銭上がって71円26銭となっている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油 道内各市場のガソリン市況は、元売各社の仕切り上げを受けて10月第1週早々に値戻し、ほぼ1週間後の第2週に入って未達分を含めたもう一段の上げが進み、両2回の上げ幅は、札幌の場合で14、15円程度に達した。
35市の多くは、毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自調査に基づき価格を改定、月初もしくは翌月から新価格を適用しており、今回、市場の動きがそのまま納入価格にも反映されることとなった。
レギュラーガソリンについては、9月以降の価格改定を見送っている帯広、価格を据え置いた芦別、士別、2円の値下げに動いた富良野を除く31市が最大で10円の値上げに踏み切り、35市平均は前回を4円24銭上回る125円42銭となった。
最高値は、消費税込みで142円強となる紋別の132円、一方で最安値は芦別の118円80銭となっている。
軽油も同様で、31市が最大で11円の値上げに動き、35市平均は前回を4円10銭上回る110円51銭。最高値は伊達、士別の116円、最安値は芦別の90円90銭だった。
■ 灯油・A重油 灯油は、全国最大の共同購入団体でプライスリーダーにもなっているコープさっぽろが、10月23日給油分から定期配達価格を全道一律で4円値上げ。多くの販売業者が追随したことを受け、価格を据え置いた函館など4市を除く30市が最大で5円の値上げに動き、35市平均は前回を2円70銭上回る71円26銭となった。
最高値は、消費税込みで87円強となる稚内の81円、最安値は実勢を大きく下回る札幌の51円20銭となっている。
A重油もほぼ同様。28市が最大で5円の値上げに動き、33市平均は前回を2円01銭上回る70円44銭となった。