道内35市燃料油納入価格
灯油除き反落もよう
2018.4.15
 昨年11月から上げ基調で推移してきた道内35市のレギュラーガソリン、軽油納入価格が、市況の軟化を受けて「下げ」に転じたことが今月4日現在の本紙調査で明らかになった。レギュラーガソリン35市平均価格は、19市が値下げに動いたことで133円75銭となり、前回3月1日調査比で1円08銭下落。軽油も同様に97銭下落した。   =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 4日現在のレギュラーガソリン35市平均価格は133円75銭。価格の改定を見送っている室蘭や砂川など9市を除く26市のうち19市が最大で4円の値下げに動き、残る7市も従前の価格を据え置いたことから前回調査を1円08銭下回り、昨年11月以来5カ月ぶりで「下げ」に転じた。

 20日前後に価格を改定し、月初に遡るか翌月初めから適用する市が多い中で、3月に入り下ぶれした市況が影響したと見られる。下旬から進んだ各市場での値戻しはまだ反映されなかった。

 最高値は網走の141円、最安値は芦別の127円10銭で、その差は前回よりやや広がり、13円90銭となっている。

 軽油もほぼ同様。夕張が48銭値上げしたものの19市が値下げ、6市が据え置いたことから、35市平均価格は5カ月ぶりに下落。前回調査を小幅ながら97銭下回って119円02銭となった。


■ 灯油・A重油
 灯油は「実勢」にほとんど動きがなかったことから、改定見送り、未納入を除く25市のうち恵庭が値上げ、伊達、旭川が値下げする一方、22市が価格を据え置き、35市平均価格は82円83銭。前回を06銭上回った。最高値は根室の92円、最安値は芦別の64円90銭。

 A重油の35市平均価格は80円94銭で、前回を15銭下回った。


北海道のガソリン価格予想
5月20日(月)から5月26日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付ヘッドライン

■経営安定化へ総意結集 北石連・商が通常総会・総代会
■商取引阻害要因を排除 函館石協が通常総会
■常に「丁寧なアテンド」 平和石油セルフ美原
■脱炭素の推進など盛る 道の予算要望
■元売大手3社が2023年度決算