道内35市燃料油納入価格
全油種 2円超す上昇
2018.7.10
 道内各市場は5月中旬から下旬にかけて仕切り上昇分を素早く転嫁、その後、一部を除きそれほどの値崩れもなく推移した。そうした状況を受けて道内35市の石油製品納入価格は、いずれも前回調査(6月1日現在)比で2円を超す上昇となっており、レギュラーガソリン35市平均価格は前回より2円67銭上がって142円13銭となっている。    =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油
 35市の多くは、毎月20日前後に納入業者の申し出や独自調査に基づき価格を改定し、月初に遡るか翌月初めから適用しているケースが多く、今回も5月下旬の市場動向を色濃く反映している。

 レギュラーガソリンの35市平均価格は、改定を見送った6市を除く29市のうち24市が札幌の7円50銭を最大に値上げしたことから、前回調査を2円67銭上回って142円13銭。最高値は稚内、紋別の148円、最安値は滝川の135円で、その差は13円だった。

 軽油もレギュラーガソリンと変わらない動きとなっており、35市平均価格は前回調査を2円62銭上回って127円68銭となっている。


■ 灯油・A重油
 灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろが6月11日給油分から7円の値上げに動いたことなどもあり、改定見送り6市、未納入1市を除く28市すべてが小樽の7円を最大に値上げ。35市平均価格は88円11銭となり、前回調査からの上げ幅は他油種を大きく上回る3円64銭となった。最高値は根室(郊外地)の97円、最安値は札幌の67円で、その差は30円にまで開いている。

 A重油もほぼ同様の動きで、35市平均価格は前回調査を2円77銭上回って87円34銭だった。


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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